中医学(東洋医学)の保健・看護学領域学部教育および大学院教育への導入の試み : 1996年から2006年まで

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タイトル別名
  • The trial process of implementation of chinese traditional medicine into the university and postgraduate shool program:1996-2006 in the school of health science, graduate school of medicine, osaka university
  • チュウイガク トウヨウイガク ノ ホケン カンゴガク リョウイキ ガクブ キョウイク オヨビ ダイガクイン キョウイク ヘ ノ ドウニュウ ノ ココロミ 1996ネン カラ 2006ネン マデ

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抄録

「自分の健康を自分で守る」学問体系として注目されている中医学(東洋医学)の大阪大学保健学、看護学の学部および大学院教育への導入の試みをまとめた(1996-2006)。中医学(東洋医学)の特徴は、人間の五感を用いての体調観察が主体であること、他覚所見が出る前に食事や運動などライフスタイルを含めた体調管理により体調を整えること、などである。学部低学年教育では、体系的ではなく単発的な観察技術やマッサージ技術の演習として実践することにより、看護学教育カリキュラムとの混乱がないことが分かった。また、中医学の教育担当者と大学教員との密接な連携が必要であることなどが見出された。大学院教育のあり方は今後の課題といえる。

収録刊行物

  • 大阪大学看護学雑誌

    大阪大学看護学雑誌 13 (1), 19-23, 2007-03

    大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻

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