中学生を対象としたコミュニケーション教育プログラムとその効果の検討  [in Japanese] Evaluation of communication educational program for junior high school students  [in Japanese]

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Abstract

研究報告本研究の目的は、中学生を対象とし、学校外で実施される友人との関係性及びコミュニケーションのトレーニングに焦点を当てた「ピアカウンセラー養成講座」を実施し、中学生のプログラムへの受け止め方、コミュニケーションスキル、自尊感情への影響及び効果を検討することである。2005年8月に2日間、計10時間の教育プログラムを19名(プログラム修了者は12名)の参加者を対象に実施した。評価として、教育実施前と終了後に自尊感情、コミュニケーションスキルに関する質問紙調査及び、1日の教育プログラム終了時にはそれぞれ教育プログラムの評価の記入を求め、検討した結果、以下のような結論を得た。1.プログラムを終えた者の75%に自尊感情得点の増加が見られた。また、教育前に比べて教育後の平均自尊感情得点が上昇したことにより、本教育プログラムは中学生の自尊感情を向上させる効果があるといえよう。2.アサーションスキル、傾聴スキルについても「できる」「すこしできる」と回答した者の割合が増加したが、統計的な有意差は確認できなかった。3.教育プログラムのワークの平均評価点は3.3点であり、適切なものであったと考えられるが、特に言語的な活動を中心としたワークの得点が低くなる傾向があり、中学生の言語能力や精神的発達を考慮したプログラムの改善が必要である。4.精神的な問題を持った生徒においても自尊感情の向上は見られたが、1日目にグループになじむことができなかった生徒が2日目に欠席したことにより、特に1日目のグループ編成に細心の配慮をすることが必要であった。

Journal

  • 大阪大学看護学雑誌

    大阪大学看護学雑誌 12(1), 55-62, 2006-03

    大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    120005758953
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AN1048165X
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    departmental bulletin paper
  • ISSN
    1341-3112
  • Data Source
    IR 
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