中学校におけるLTD話し合い学習法の実践

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抄録

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本報告は、中学校国語科の授業においてLTD (Learning Through Discussion) 話し合い学習法を適用した実践に関するものである。LTD話し合い学習法は、William F. Hillによって開発された、予習と話し合いを中心とする8ステップ60分のミーティングで構成され、読書課題の理解を深めるための構造化された学習法である(レイボー・チャーネス・キッパーマン・ベイシル,1996)。この学習法では、特に知識の関連づけのステップが含まれていることが特徴的であり、読んだテキスト内容を自らと結びつけて理解することに力点が置かれている。さて、このようなLTD話し合い学習法は、主に大学の授業での実践で用いられるものであるため、8ステップのミーティングを60分でまとめて実施するが、中学校における授業での活用を考える場合、8ステップを何回かの授業に分割して行う必要がある。そこで、本報告では、中学校1年生国語科教科書(光村図書出版株式会社)における「流氷と私たちの暮らし」(青田昌秋著)を扱った授業の中で、ステップによって分割したLTD話し合い学習法を6時限の授業において行った実践を報告する。

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