宮澤賢治論 : 恋愛・結婚観の変遷と童話作品への反映(上)

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  • ミヤザワ ケンジロン : レンアイ ・ ケッコンカン ノ ヘンセン ト ドウワ サクヒン エ ノ ハンエイ(ウエ)

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抄録

宮澤賢治が禁欲主義者として生涯を未婚で貫いたことはよく知られているが、彼が実際に現実の女性へ抱いた思慕や結婚に関する意識の変遷というのは余り周知されていない。賢治は精神主義者としてまるで孤高の聖人のように世間ではとらえられているが、彼は一人の男性として、人間という高尚かつ本能的な生物として、結婚を大いに意識していたのである。本論は宮澤賢治の生涯に起きた様々なエピソードから彼の「結婚」観がどのように形成され、変遷していったかを検証し考察するものである。

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