極窮の図書館― 福田徳三の大学図書館観 ―

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書誌事項

タイトル別名
  • Library in its extreme necessity: Tokuzō Fukuda's notion of university library

抄録

慶應義塾大学および東京商科大学で教鞭をとった福田徳三は、関東大震災勃発時の東京帝国大学附属図書館全焼に際して、一見すると冷淡とも見える見解を披瀝しているが、それは彼の大学図書館についての確固とした信念にもとづいた発言であった。本稿では、極窮権を中心とする福田の見解を手掛かりにして、大学図書館についての彼の主張を、その社会思想の全体から理解しようと試みた。福田の人間研究としての経済学の立場から見て、大学図書館とは、人間の精神的発達のあかしであった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390009224866281600
  • NII論文ID
    120005774874
  • DOI
    10.15057/27993
  • HANDLE
    10086/27993
  • ISSN
    21876754
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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