マイケル・バリントの「一次愛」論 : 土居健郎の「甘え」理論と比較して Michael Balint's Concepts of "Primary Love" :Comparative Study of "Amae" theorized by Takeo Doi

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抄録

本論はバリントの「一次愛」の概念とそれに関連する治療技法を詳細に追究し、それらを土居の「甘え」理論と比較した。バリントのいう「一次愛」の本質は「対象との融合」「主体と対象の一体性」を求める対象関係であり、これは土居の「甘え」と同じである。バリントは一貫して治療終結期に「一次愛」がみられる「新規蒔き直し」の過程を重視し、ここに導く「良性の退行」についての治療論を展開した。他方、土居は「甘え」を自我欲求としてとらえ、日本人の患者が早い時期から「甘え」の心理を表出することから、退行よりも「甘え」の自覚を重視した。

収録刊行物

  • 別府大学大学院紀要 = Bulletin of Beppu University Graduate School

    別府大学大学院紀要 = Bulletin of Beppu University Graduate School (18), 21-38, 2016-03

    別府大学会

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    120005821523
  • NII書誌ID(NCID)
    AA11451175
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    Departmental Bulletin Paper
  • 雑誌種別
    大学紀要
  • ISSN
    1345-0530
  • NDL 記事登録ID
    027485568
  • NDL 請求記号
    Z71-E599
  • データ提供元
    NDL  IR 
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