ナイチンゲール--精神的危機から自立へのプロセス--真実の目は真理の探究につながる  [in Japanese]

Access this Article

Abstract

本論では,前稿における検証結果を踏まえて,精神的危機からと自立までのプロセスを通して,行為の源としてのナイチンゲールの思想をさらに探究した。神秘主義と科学主義の交差するイギリスの教育思想の影響を受けたナイチンゲールは,成長・発達段階において,神の存在と日常生活の様々な現象とが,神との一体感の中で生まれるものであると感じ,真実の目は真理の探究につながると考えた。その考えは,イギリス経験認識論日常生活における様々な現象を原因と結果の関係において解釈しようとする科学主義的要素と相まって,全て実際に起きている現象を科学的な目で観察・認識しようとした。その真実の目と真理の探究が彼女をして,批判のみならず一歩進んで,自身の取るべき行為を導きだした。彼女の主張は急進的であり,伝統的な社会規範を覆すものであった為に,家族との対立,精神的危機状況を作り出したが,その状態を克服したときにナイチンゲールは人間としての強さを獲得し,自立へのプロセスを踏んだ。彼女の思想の背景には人間存在の問題として人格と生存権の問題があった。

Journal

  • Integrated studies in nursing science

    Integrated studies in nursing science 12(2), 28-47, 2011-03

    広島文化学園大学看護学部

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    120005831158
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AA11499896
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    departmental bulletin paper
  • Journal Type
    大学紀要
  • ISSN
    13460692
  • NDL Article ID
    11074053
  • NDL Source Classification
    ZS47(科学技術--医学--治療医学・看護学・漢方医学)
  • NDL Call No.
    Z74-C130
  • Data Source
    NDL  IR 
Page Top