おぢば帰りの行為と意味(上):天理教の聖地「ぢば」

書誌事項

タイトル別名
  • オジバカエリ ノ コウイ ト イミ ジョウ テンリキョウ ノ セイチ ジバ
  • “Acts and Meanings of the Return to Jiba” (I): “The Jiba” the Sacred Spot of Tenrikyo

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抄録

type:論文

人間は,どこで,いつ,どうして,だれによって,どのように,生まれてきたのであろうか。人間の元はじまりは,どこにあるのであろうか。天理教では,その元を「ぢば」と名付け,その「ぢば」に「帰る」ことを「おぢば帰り」という信仰上の実践行為として教えている。本稿は,その「おぢば帰りの行為と意味」をテーマとする。今回は,「おぢば帰り」の目標地点である,天理教の聖地「ぢば」の意味について,論考する。「ぢば」は,どこで,いつ,だれによって,どのように,定められたのか。なぜ「ぢば」に「行く」ではなく,「帰る」という表現が使われるのか。そして,なぜ「ぢば」に帰るのか。さらに,なぜ「ぢば」は定められなければならなかったのか。それも,世界中でなぜ1箇所だけなのか。このような様々な疑問点について,天理教の3原典である,『おふでさき』,『みかぐらうた』,『おさしづ』と『稿本天理教教祖伝逸話篇』を主な論拠として,天理教学の立場から考察を試みる。

収録刊行物

  • 天理大学学報

    天理大学学報 60 (2), 69-102, 2009-03-01

    天理大学学術研究委員会

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