懲治場(特別幼年監)における「感化教育」の試行と挫折 : 洲本分監・中村分監・横浜監獄の実践に焦点をあてて The "Correctional-Education" in the Special Juvenile Prison (Chochi-ba) : A Study Focusing on Examples of the "SUMOTO BUNKAN", "NAKAMURA BUNKAN", "YOKOHAMA KANGOKU"

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抄録

監獄費国庫支弁法が成立した1900(明治33)年に感化法が成立した。その内容は不良行為や犯罪を行った児童を監獄から分離し,福祉的・教育的処遇(感化教育)によって(再)犯罪予防を企図した画期的なものであったが,実際には公立感化院の整備は大きく遅れた。そのような状況の中で同法制定を契機として犯罪・不良少年に対する処遇の改善を企図していた監獄官僚たちは,司法省管轄下にある特別幼年監(独立設置した懲治場)を主な舞台として「感化教育」を実践していくことになる。本研究はこのような司法省による懲治場改革(特別幼年監の設置)に焦点をあて,それらの改革がまさに幼少年犯罪者に対する「感化教育」の実践であったことを明らかにすることを目的にしている。そのため,従来研究では用いられてこなかった神戸監獄・洲本分監,福島監獄・中村分監,横浜監獄女子懲治場の資料を分析し,各懲治場の教育方針やその体制,学科教育及び生活指導や入所児童などの状況について検討した。

収録刊行物

  • 天理大学学報

    天理大学学報 66(1), 51-77, 2014-10

    天理大学

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    120005858575
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00154657
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    Departmental Bulletin Paper
  • 雑誌種別
    大学紀要
  • ISSN
    0387-4311
  • NDL 記事登録ID
    025906412
  • NDL 請求記号
    Z22-369
  • データ提供元
    NDL  IR 
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