大規模災害に備えた広域的で効果的、効率的な災害時物流の実現に向けた今後の政策展開の在り方

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首都直下地震や南海トラフの巨大地震等の巨大災害の発生が危惧される中,陸上ルートが途絶した場合にあっても,被災地域への捜索・救助要員・資機材の輸送や被災者の生命,健康維持のための支援物資の供給,高齢者・疾病者の被災地外への避難搬送等の緊急支援輸送(ERL)を効率的,効果的に行うとともに,被災者の生活再建に向けて,地域経済を支えるサプライチェーンを速やかに復旧させるための交通,物流政策の枠組み強化が喫緊の課題となっている.このようなことを踏まえ本稿では,災害直後にあっても大規模で自由度が高いドア・トゥ・ドア輸送が可能なフェリー,Ro-Ro貨物船等を活用した海陸一貫輸送の利点に着目し,海上輸送を活用したより効率的,効果的なERLシステムの構築や地域物流のレジリエンシー向上策について,現下の課題と今後の政策展開の方向性を論じる.

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1050001335838373120
  • NII Article ID
    120005860048
  • NII Book ID
    AN00251722
  • HANDLE
    2433/217244
  • Text Lang
    ja
  • Article Type
    journal article
  • Data Source
    • IRDB
    • CiNii Articles
    • KAKEN

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