デリー首都圏(NCR)におけるショッピングモールの発展と外資系小売業の参入

DOI 機関リポジトリ Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • Development of Shopping Malls and Entry of Foreign Retailers in the Delhi National Capital Region
  • デリー シュトケン(NCR)ニ オケル ショッピングモール ノ ハッテン ト ガイシケイ コウリギョウ ノ サンニュウ

この論文をさがす

抄録

本報告は,デリー首都圏(NCR)を事例地域として,①ショッピングモールの立地展開,②外資系小売業の参入状況,2点について検討するものである。デリー首都圏では,1990年代後半よりショッピングモールの立地が始まり,2000年代前半にはグルガオンなど,新興住宅地を中心として中小規模のモールが開発された。2000年代後半になると,ニューデリー市の南部に位置するサケート地区などで大規模な開発が始まり,複数のショッピングモールの集積地が形成されるとともに,グルガオンのAmbience Mallなど店舗面積8万㎡を超える大規模ショッピングモールも建設されるようになっている。こうした大規模ショッピングモールのテナントを中心に,外資系小売業の参入が2000年代より本格化するようになった。欧米のファッションブランドから日系や韓国系の家電メーカーのブランド店がショッピングモールに軒を連ねるようになり,インド市場にブランドを浸透させようとしている。このようにショッピングモールは,グローバルなブランドに親しむ場であるともに,新しい生活様式を体験する場となっている。

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ