Influence of severity of obesity to skin physiological changes of type 2 diabetic patients

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Other Title
  • 2型糖尿病患者の皮膚の加齢性変化に対する肥満重症度の影響
  • 2ガタ トウニョウビョウ カンジャ ノ ヒフ ノ カレイセイ ヘンカ ニ タイスル ヒマン ジュウショウド ノ エイキョウ

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Abstract

目的:本研究は、2型糖尿病患者の皮膚の加齢性変化に対する肥満重症度の影響を明らかにすることを目的とした。方法:2型糖尿病患者を対象とし、BMI25未満を非肥満群、BMI25以上を肥満群とした。肥満群は肥満の重症度により3群(I:BMI25-30、II:30-35、III:35-40)に分類し、皮膚の加齢性変化に関わる因子(角質水分量、pH、糖化蛋白;AGEs)を評価した。結果:対象者23名(平均年齢52.8歳)が調査に参加した。皮膚の生理機能に影響を及ぼす年齢、糖尿病の重症度に関して各群間で有意な差は認められなかった。角質水分量は、非肥満群49.9±9.3、肥満I群43.1±9.6、II群38.6±12.2、III群20.9±9.6であり、肥満重症度が高い対象者ほど減少傾向が認められ、特に肥満III群で有意に低値であった。pH値、AGEsの値は各群間で有意な差は認められなかった。結論:2型糖尿病患者では、肥満重症度が高い患者ほど角質水分量が低下することが明らかとなり、これらの対象者には皮膚障害の予防に向けた保湿ケアの重要性が示唆された。

Journal

  • 横浜看護学雑誌

    横浜看護学雑誌 9 (1), 19-24, 2016-03-31

    横浜市立大学医学部看護学科・大学院医学研究科看護学専攻

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