高等学校定時制課程における行動面・学習面で「気になる」生徒の支援に関する教員へのコンサルテーション効果の検討

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  • コウトウ ガッコウ テイジセイ カテイ ニ オケル コウドウメン ・ ガクシュウメン デ 「 キ ニ ナル 」 セイト ノ シエン ニ カンスル キョウイン エ ノ コンサルテーション コウカ ノ ケントウ
  • Consultation to Teachers for Students with Special needs at an Evening High School

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Abstract

本研究では、特別支援教育における支援の実態が未だ明らかとなっていない高等学校定時制課程において、行動面・学習面で「気になる」生徒の支援について、応用行動分析学の視点から教員に対するコンサルテーションを実施し、教員への事後アンケートをもとに、教員の指導の変化や生徒の行動変容について検討した。その結果、発達障害の基本的な特性理解と対応、気になる生徒の行動や特性の理解と具体的なかかわり方に関する項目で高い満足度を得た。また、「気になる生徒の問題となっている行動の理由を考えるようになった」、「環境調整ができるようになった」、「実際に生徒への声掛けやかかわり方の配慮・工夫ができるようになった」という教員の指導の変化についても肯定的な結果が得られた。一方、「生徒の態度や行動に変化があったと思う」という項目で「どちらともいえない」と答えた教員が多く、生徒の行動変容に関する客観的データの収集が課題となった。

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