教室における規範逸脱行動に関する行動基準と態度-「周囲の他者」に着目して-

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  • キョウシツ ニ オケル キハン イツダツ コウドウ ニ カンスル コウドウ キジュン ト タイド : 「 シュウイ ノ タシャ 」 ニ チャクモク シテ
  • Students' principles and attitudes toward classroom rule-breaking behavior: focusing on their neighborhoods

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Abstract

本研究は、授業に関する規範逸脱行動に対する行動基準・態度について、自分の周囲にいる他者に着目して検討した。大学生198名を対象に質問紙調査を行った。規範逸脱行動は、メール、出席の代返、内職、居眠り、授業と無関係の私語、授業に関する私語、という6つを扱った。これらの行動ごとに、「自分も周囲も遵守」「自分は遵守、周囲は逸脱」「自分は逸脱、周囲は遵守」「自分も周囲も逸脱」という状況に対する自分と他者の態度について、それぞれ回答を求めた。そして、回答された態度を、「遵守」「逸脱」「同調」「反対」および「中立」の5つの行動基準(e.g.,Deguchi, 2014)に分類した。分析の結果、「他者は、自分の行動基準と同様の行動基準を有している」と学生は考えている傾向が示された。さらに、「自分の行動基準」「他者の行動基準」ともに、私語の頻度に影響を及ぼしている可能性も示唆された。

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