保育者における道徳発達に関する認識と学級経営観の変化 : 教頭・主任教員は自身の変化をどのように認識しているか

書誌事項

タイトル別名
  • ホイクシャ ニ オケル ドウトク ハッタツ ニ カンスル ニンシキ ト ガッキュウ ケイエイカン ノ ヘンカ : キョウトウ ・ シュニン キョウイン ワ ジシン ノ ヘンカ オ ドノ ヨウ ニ ニンシキ シテ イル カ

この論文をさがす

抄録

本研究の目的は、保育者が自身の発達観や指導観の変化をどのように認識しているかを探ることであった。私立幼稚園の教頭・主任教員を対象として質問紙調査を実施し、主任等になる前と現在とで、幼児期の道徳発達に関する認識や学級経営観にどのような変化が生じたかを尋ねた。その結果、道徳発達に関する認識について、保育者は、主任等になる前よりも現在の方が、6 歳の子ども(年長児から1 年生にかけて)は自分のことは自分ですることができ、みんなのために進んで働き役立とうとすると認識するようになったと回答した。また、学級経営観について、保育者は、主任等になる前よりも現在の方が、心情を重視した受容的な関わりをより大切なこととして認識するようになったと回答した。保育者は、教頭・主任としての経験を重ねる中で、より保育者らしい道徳発達に関する認識と学級経営観を抱くようになる可能性が示唆された。

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ