ユニバーサルデザインをめぐる法と倫理―ホテルの違法改造事件から

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  • ユニバーサル デザイン オ メグル ホウ ト リンリ : ホテル ノ イホウ カイゾウ ジケン カラ
  • Laws and Ethics concerning Universal Design : A Case Study of Illegal Renovation of Hotels

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抄録

法律で義務づけられた障害者用施設等を完了検査後に撤去して営業していたホテル東横インの不法改造問題は、経営倫理の欠如や単なる法令違反に尽きない大きな倫理的問題を提起した。それはハートビル法や建築基準法などの法令違反にとどまらず、バリアフリーやユニバーサルデザインという社会の根幹的なデザインに関わる倫理問題である。本論は、まず東横イン不正改造問題の事例を検証し、次に「ユニバーサルデザイン政策大綱」の理念のもとに「ハートビル法」と「バリアフリー法」が統合された「バリアフリー新法(高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律)」の可能性と問題点を、「障害をもつアメリカ人法」との対比を軸に考察する。

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