トクビレ科ヤギウオPallasina barbata (Steindachner, 1876)の繁殖生態と形態発育  [in Japanese] Reproductive Ecology and Morphological Changes during the Early Life Stages of Pallasina barbata (Steindachner, 1876)  [in Japanese]

Access this Article

Search this Article

Abstract

ヤギウオPallasina barbata(Steindachner, 1876)はスズキ目トクビレ科に属し,北日本を含む北太平洋の浅海域の海藻に覆われた砂泥域に生息する。トクビレ科は体が広く骨板で覆われること,腹鰭が喉位であり1棘2軟条であること,背鰭が1-2基であること,軟条が分枝しないことなどで特徴づけられる底生魚類で,世界で6亜科22属47種が知られている。最近の分子系統学的解析では,ケムシカジカ科とヨコスジカジカ属も含める分類群としてトクビレ(ケムシカジカ科)科が提唱され,それに従うとトクビレ(ケムシカジカ科)科は,8亜科25属59種で構成される。仔稚魚の形態に関する知見については,ケムシカジカ科とヨコスジカジカ属を除くトクビレ科のうち,北東部太平洋から16属22種で記載があり,日本に分布する13属23種については,13属18種と属レベルの2タイプで記載されている。一部は重複するものの,トクビレ科の仔稚魚の形態については,比較的知見が多いと言える。ヤギウオについても,北東部太平洋および日本周辺の両海域から野外採集標本に基づく記載がある。しかし,ふ化直後の形態や産卵生態については,全くわかっていない。北海道函館市臼尻町前浜で海綿に産みつけられた種不明の卵塊が得られた。その卵を孵化させ育成したところ,ヤギウオであることがわかった。また同海域からヤギウオの稚魚が多数採集され,さらに本種の成熟雌も得られた。そこで本研究では,ヤギウオの仔稚魚の形態発育を再記載するとともに,本種の繁殖生態についても報告する。

Journal

  • 北海道大学水産科学研究彙報

    北海道大学水産科学研究彙報 67(1), 7-12, 2017-03

    北海道大学大学院水産科学研究科

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    120005981412
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AA11547977
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    journal article
  • Journal Type
    大学紀要
  • ISSN
    1346-1842
  • NDL Article ID
    028525725
  • NDL Call No.
    Z18-208
  • Data Source
    NDL  IR  JASI 
Page Top