本邦における発達性読み書き障がい児・者の研究に関する展望 : 1999年1月から2009年7月までの論文を対象として  [in Japanese] A Systematic Review of Developmental Reading and Writing Disabilities in Japan from January 1999 to July 2009  [in Japanese]

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Abstract

本研究は,1999年1月から2009年7月までの日本語話者の読み書き障がい児・者に関する研究をシステマティック・レビューの手法を用い,概観することを目的とした。その結果,ウェクスラー法の知能検査やK ABCが読み書き障がい児・者の判定に多く用いられていることがわかった。様々な能力を測定する検査の結果から読み書き障がい児・者は,全般的な知的発達に遅れは認められない一方で,漢字の書き,文・文章の読み書き,音読,音韻処理,説明,図形認知および模写,局所脳血流量,注意集中において年齢相応の基準に到達していないことがわかった。標準化された発達性読み書き障がいのスクリーニングテストは,2009年7月の段階で小学校2年生以上を対象としており,より低年齢を対象とした検査の開発が望まれる。また,読み書きに対する指導法は様々な方法が用いられ,その効果が明確ではない。今後,どのような困難に対してどのような指導法が効果的であるか,読み書き障がい児・者の様々な特徴を踏まえた指導法の確立が望まれる。

Journal

  • 法政大学文学部紀要 = Bulletin of Faculty of Letters, Hosei University

    法政大学文学部紀要 = Bulletin of Faculty of Letters, Hosei University (74), 95-118, 2016

    法政大学文学部

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    120005983380
  • NII NACSIS-CAT ID (NCID)
    AN00226157
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    departmental bulletin paper
  • Journal Type
    大学紀要
  • ISSN
    0441-2486
  • NDL Article ID
    028066492
  • NDL Call No.
    Z22-102
  • Data Source
    NDL  IR 
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