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- Other Title
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- ゲンゴ カツドウ ノ シドウ ト ガクシュウ ノ キョウドウカ
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Abstract
概要 : 本稿は、今日の内外の学力論を背景にして「言語活動の充実」論が強調される中で、この間の教育方法学・国語教育研究の論点を振り返りながら、言語活動の指導において学習の共同化がどう関与するのか、授業づくり探究に求められる視点を検討した。(1)教科教育では、教科を越えて言語活動を指導する視点と学習の共同化の意義、(2)言語活動における政治性の諸相に注目する意義と学習の共同化との関連、(3)言語活動の指導において学習内容を問う意義と共同化との関わり、(4)子どもの言語活動を可視化しながら、それを学習の共同化としてをどう指導し、展開するか、授業づくりの課題を考察した。以上の考察を通して、子どもの思考・表現という言語活動の主体を形成する視点と共同化の関連を検討し、学級を基盤にした共同の世界を構築する意義を指摘した。
Journal
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- 教育学論集
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教育学論集 37 21-28, 2011-09
大阪市立大学大学院文学研究科人間行動学専攻・教育学専修
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390290699896466048
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- NII Article ID
- 120006001348
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- NII Book ID
- AN00056793
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- ISSN
- 02884909
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN