米国の書店チェーン倒産による読書環境の変化と日本の電子書籍ビジネス : ボーダーズの閉店に遭遇して

書誌事項

タイトル別名
  • ベイコク ノ ショテン チェーン トウサン ニヨル ドクショ カンキョウ ノ ヘンカ ト ニホン ノ デンシ ショセキ ビジネス ボーダーズ ノ ヘイテン ニ ソウグウ シテ
  • Change of reading environment by bankruptcy of a U.S. bookstore chain and e-books business of Japan

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抄録

全米2位の大型書店チェーン「ボーダーズ」が倒産して、2010年末の640あまりの店舗が約9カ月後の2011年9月には全て閉店した。一方、米国では全米1位の「バーンズ&ノーブル」が約700店舗を展開しているものの、ボーダーズの閉店によって書店チェーンの店舗が消えた地域が点在すると推測される。それらの地域に住む多くの読者は、オンライン書店、電子書籍の利用を強いられることになる。受け皿ともいえるバーンズ&ノーブル、アマゾンの動向を考察し、同時に電子書籍ブームとされる日本の読書環境の現状を概観したが、電子書籍ストアの乱立など整備は進んでいない。

収録刊行物

  • 情報学

    情報学 8 (2), 23-31, 2011

    大阪市立大学創造都市研究科情報学専攻

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