ウィチョールの民芸品販売にみる狩猟採集民的特質

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抄録

本稿は『関西外国語大学研究論集』第101号に掲載された「ウィチョール族民芸品販売の現状と問題」の続編である。先の拙稿では、1 )ウィチョールの民芸品販売がメキシコ各地に拡散していること、2 )その拡散は非ウィチョールが主導していること、3 )ウィチョールによる民芸品販売は主に彼らの居住地に隣接する都市部や首都に展開する屋台や民芸品市場に限定されること、4 )民芸品販売がウィチョールの生業になり得ないことを考察した。ウィチョールの「伝統的」な生業はとうもろこしの農耕である。しかし、ナヤリ山地に定住する以前、彼らは農耕民ではなく、狩猟採集民であったと推測されている。この生業の変化を踏まえて、ウィチョールの民芸品販売に潜む狩猟採集民的な特質を解明し、貨幣経済に順応するための民芸品販売が、彼らの生業となり得ない理由を議論する。

収録刊行物

  • 関西外国語大学研究論集

    関西外国語大学研究論集 (105), 127-141, 2017-03

    関西外国語大学・関西外国大学短期大学部

各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    120006016961
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00046756
  • 本文言語コード
    JPN
  • 資料種別
    Departmental Bulletin Paper
  • 雑誌種別
    大学紀要
  • ISSN
    0388-1067
  • NDL 記事登録ID
    028142523
  • NDL 請求記号
    Z12-90
  • データ提供元
    NDL  IR 
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