"見かけ倒し"の美学 : 消費社会におけるイメージと現代美術・スポーツ・身体

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タイトル別名
  • ミカケ ダオシ ノ ビガク : ショウヒ シャカイ ニ オケル イメージ ト ゲンダイ ビジュツ スポーツ シンタイ
  • Just Looking Good : Representation of Sport Body and Contemporary Art in High-Consumption Society

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抄録

現代の消費社会においては、さまざまなイメージが「もの=商品」という形を借りて氾濫し、わたしたちの生活に深く浸透している。そして、商品はその使用価値ではなく、主に視覚的イメージとして消費され、わたしたちはその取捨選択という生活自体を通じた差異化(日常生活の美学化)の実践の渦中にあるといえる。本論では、現代美術作品にあらわれた身体やスポーツなどを事例としてとりあげ、こうした視覚的イメージ(見かけ)と機能(使用価値)との乖離が、近代からポストモダンな消費社会へと移行してゆく上であらわれた価値観の変容の一例であることを考察する。

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