フォース湾とその沿岸域の社会経済史 : -フォース・ポーツ・オーソリティの機能と役割-

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タイトル別名
  • フォースワン ト ソノ エンガン イキ ノ シャカイ ケイザイシ : フォース ポーツ オーソリティ ノ キノウ ト ヤクワリ
  • The Socio-Economic History of the Firth of Forth and its Coastal Zone : on the Function and Role of the Forth Ports Authority

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抄録

本稿の考察は、複数の港を組織して成立したフォース・ポーツ・オーソリティ(the Forth Ports Authority)の事例が、東京湾諸港の問題としてのポート・オーソリティ論だけではなく、日本の多くの港の経営を考えるうえでの参考事例になるのではないかと言うことで言及した。

そのための考察の手順としては、スコットランド産業革命期までの交易の中心であったフォース湾沿岸域の産業社会を、社会経済史の手法で回顧・展望する中で、かつての重要港湾リース(Leith)やグランジマウス(Grangemouth)をはじめとした現在のフォース・ポート・オーソリティを構成する諸港、グラントン(Granton)、バァントアイランド(Burntisland)、カーコーディ(Kirkcaldy)、メスィル(Methil)の史的意義を論じることにした。

そうした考察を通して、フォース湾に所在するそれぞれの港とフォース・ポーツ・オーソリティの機能と役割について位置づける。

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