顧客との協業を通じたカスタム製品の普遍化

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  • コキャク トノ キョウギョウ オ ツウジタ カスタム セイヒン ノ フヘンカ
  • Managing of Development and Mass-customization through Collaboration

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本稿では,自動車用発電機の製品開発・事業化の事例分析から,カスタム製品の普遍化のメカニズムを探求するものである。カスタム製品は特定顧客への適応を重視するため,多様な顧客への提供が難しくなる。本稿はカスタム製品でありながらも,多様な顧客への製品提供に成功している企業の具体的な製品開発事例を題材に,戦略・組織管理上の要因を分析している。

分析から,カスタム製品でありながらも,多様な顧客に製品提供するためには製品設計と工程設計における多段階でのフレキシビリティの確保が重要となることが明らかになる。そして本稿は,多段階のフレキシビリティを統合的に管理する組織上の特徴について試論を展開する。

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