誤表示問題のモラルハザード分析

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  • ゴヒョウジ モンダイ ノ モラル ハザード ブンセキ
  • Moral Hazard in Blanding

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Abstract

ブランドが価値を表すものであると同時に,それ自体が愛着の対象となるケースでブランドを維持する企業のモラルハザードとして,メニューの誤表示問題を定式化する。経済主体がブランドを,その財の価値を知る手がかりとする主体と,財の価値は無差別なものの,他人への見栄等の要因で,ブランド自体に価値を見いだす主体の二種類に大別される場合,ブランドを維持するためにブランドの提供者が高いクオリティーを維持するか,モラルハザードを起こして,低い価値のみを提供するかに関して,偽装(モラルハザード)が明らかになるかが不確実な場合について考察する。結論として,ブランド自体に価値を見いだす主体が十分多く,モラルハザードによる偽装が発覚する確率が低い場合,偽装(モラルハザード)が発生する可能性があることを示す。

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