大学生における手縫い技術の実態 ─玉結びと玉どめに着目して─

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タイトル別名
  • ダイガクセイ ニ オケル テヌイ ギジュツ ノ ジッタイ : タマ ムスビ ト タマドメ ニ チャクモク シテ
  • A study on the hand-sewing skill of university students -About knot for start of stitching and end knot-

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抄録

type:Article

大阪教育大学生における、基礎的裁縫技術である玉結び及び玉どめ技術の定着の実態を明らかにするため、ビデオ観察及びアンケート調査を行った。その結果、玉結びは指を使った方法を覚えていた人が多いが、正しい方法を覚えていた人は3割に満たなかった。指を使った玉結びに比べて玉どめの方が正しい方法を覚えていた人が多い傾向があることがわかった。一方で、指を使った玉結びを覚えていなかった人は、針を使った玉結びの方がやりやすいと感じる人が多い。また、プリントを見ただけでは玉結び及び玉どめ共に全員が出来るようにはならず、失敗例をあげながらビデオによる映像で指導することの有効性が示唆された。玉結び及び玉どめ共に、アンケート調査による自己評価よりもビデオ判定による評価の方が低く、自己評価が高くなる傾向が確認された。

収録刊行物

  • 生活文化研究

    生活文化研究 54 53-62, 2017-03

    大阪教育大学家政学研究会

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