A Study of Student's Evaluation on Practical Seminar for the Teaching Profession with a Science Learning Program of Social Education Facility

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Other Title
  • 社会教育施設の科学体験学習と連携した教職実践演習における学生評価
  • シャカイ キョウイク シセツ ノ カガク タイケン ガクシュウ ト レンケイ シタ キョウショク ジッセン エンシュウ ニ オケル ガクセイ ヒョウカ

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Abstract

教職実践演習の一環として,社会教育施設が中学生を対象に実施する科学体験学習と連携した取り組みを行った。さらに,同実践を通した履修学生の教員として最小限必要な資質能力達成度の評価方法を検討するため,履修学生の自己評価・相互評価・外部評価を実施した。結果として,相互評価>自己評価>外部評価の順に値が高く,それぞれの値には統計上の有意差があった。また,自己評価値と外部評価値との間には統計上有意な相関があったが,相互評価値と外部評価値,相互評価値と自己評価値の間には相関がなかった。このことから,相互評価と比較して,自己評価は学生の評価方法としてより信頼できる評価方法であると考えらる。そのため,本報で紹介した実践活動における履修学生の評価方法としては,自己評価と外部評価だけで十分であることが示唆された。ただし,学生の自己評価と指導者(教師)による外部評価については,ほとんどのケースで自己評価>外部評価という結果になった。この結果は,学生が自己の評価を,指導者(教師)の評価よりも過大に見積もる傾向があり,主観的な達成感の影響を受けてしまっている状況が示唆される。このような結果を踏まえ,教職実践演習における適切な学生評価方法について考察した。

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