アクセスログデータに基づくオンデマンド学習の実態分析-効果的な学習支援策の確立に向けて-

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of On-demand Learning Based on the Access Log Data-Toward the Effective Learning Support System-
  • アクセスログデータ ニ モトズク オンデマンド ガクシュウ ノ ジッタイ ブンセキ : コウカテキ ナ ガクシュウ シエンサク ノ カクリツ ニ ムケテ

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抄録

日本福祉大学(以下, 本学) では, 学習者が各自の都合に合わせて「いつでも, どこででも」学習を行うことのできるオンデマンド学習(以下, OD 学習) を積極的に展開し, 効果的で効率的なOD 学習実現のために必要な学習支援に関する知見を蓄積してきた. 本研究では, これまでの蓄積をさらに発展させるために, 学習支援システム上に記録される学習者のアクセスログデータを分析することにより, 学習者の学習動向を客観的,定量的に把握し, それに基づく最適な学習支援の提供を可能とするシステムの構築を志す. 具体的には, 学習者が学習コンテンツにアクセスしたタイミングを分析することにより, 学習着手の遅さや過度の集中学習を検出し, 要支援学生としてスクリーニングする仕組みである. 本研究の取り組みを通じ, 今後一層の量的展開が予想されるOD 学習における, 学習動向把握手法のスタンダードを, 他に先駆けて提案することが可能であると考える. 本稿では, システム構築のプロセスとして, 通学教育課程で開講された開講条件の異なる2 科目から得られたデータに加えて, 学習者から得られたアンケート結果と受講成績についての関係を見るために相関分析を行った結果を報告する.

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