対話的アプローチによる保育実習事後指導の実践 : AI ミニインタビューによる実習の振り返りと課題の発見

書誌事項

タイトル別名
  • A class practice report : Post-practice guidance for nursery teacher education through dialogue : Reflecting on nursing training and perceiving challenges through "AI mini interviews"
  • タイワテキ アプローチ ニ ヨル ホイク ジッシュウ ジゴ シドウ ノ ジッセン : AI ミニインタビュー ニ ヨル ジッシュウ ノ フリカエリ ト カダイ ノ ハッケン

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抄録

保育者養成にける省察力の育成に関連し,保育実習に臨んだ一人ひとりの学生が実習の振り返りを行うことからの学びと今後の課題の発見を得ることを意図して,AI ミニインタビューの試行に取り組んできている。本稿では,保育実習を全て終えた学生を対象にして,演習プログラムの開発の一試行として実施した AI ミニインタビューの具体的な実施方法と内容について述べ,実践上の課題を検討することを目的とする。保育実習事後指導の一環として行った 3 時限分の授業時間では,1 時限目で実習中の出来事や実践と学び及び今後の課題についての二人組による相互インタビューを実施し,2 時限目で 8 名程度のグループでのインタビュー内容の紹介と同グループ内の学生に共通する課題探し及び課題とその説明の全体発表に向けた準備を行い,3 時限目で発表を行った。学生にとっては,共感的に話を聞いてもらいながら自分のストーリーを作成してもらったり自分の課題について発見したり,自分とは異なる見方や考え方を提示されたり,共通する課題を発見したりしながら,実習における発見や学びについて改めて評価をする機会となっただろう。今後の課題として,語られた内容の検討,ペアやグループでの活動の各段階で学生が感じたことや気づき,自らの保育者としての成長をどう感じたか,保育者及び保育実践についてどのように理解を深めたと実感しているのか等についても検討する必要があるだろう。

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