第2次フードレジームとインドの食料供給

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  • The Second Food Regime and India’s Food Supply
  • ダイ2ジ フードレジーム ト インド ノ ショクリョウ キョウキュウ

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抄録

本稿はフードレジームの枠組みからインドの食料供給を論じようとするもので,まず独立後の状況に着目した。独立後のインドは穀物生産力を向上させつつも,1980年代までは米国などからの穀物輸入の入超という状態にあった。その文脈では第2 次レジームの枠組みの中に位置付けることができる。次にこの海外依存の起源を検討し,1910年代までは穀物輸出国であったものの,潜在的にビルマからの米の輸移入に依存していたことを示し,海外依存は戦前にさかのぼることを明らかにした。一方,1990年代以降は穀物輸出国となり第2次レジームを離脱したとみなすことができる。また,第3次レジームの文脈においては,かつてのガーンディーが展開した工場や機械の否定に基礎を置くスワデーシーの取り組みを再評価することができる。

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