書誌事項
- タイトル別名
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- The Second Food Regime and India’s Food Supply
- ダイ2ジ フードレジーム ト インド ノ ショクリョウ キョウキュウ
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抄録
本稿はフードレジームの枠組みからインドの食料供給を論じようとするもので,まず独立後の状況に着目した。独立後のインドは穀物生産力を向上させつつも,1980年代までは米国などからの穀物輸入の入超という状態にあった。その文脈では第2 次レジームの枠組みの中に位置付けることができる。次にこの海外依存の起源を検討し,1910年代までは穀物輸出国であったものの,潜在的にビルマからの米の輸移入に依存していたことを示し,海外依存は戦前にさかのぼることを明らかにした。一方,1990年代以降は穀物輸出国となり第2次レジームを離脱したとみなすことができる。また,第3次レジームの文脈においては,かつてのガーンディーが展開した工場や機械の否定に基礎を置くスワデーシーの取り組みを再評価することができる。
収録刊行物
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- 広島大学現代インド研究 : 空間と社会
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広島大学現代インド研究 : 空間と社会 7 19-35, 2017-03
広島大学現代インド研究センター
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390572174811171328
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- NII論文ID
- 120006329214
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- NII書誌ID
- AA12523588
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- ISSN
- 21858721
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- DOI
- 10.15027/43723
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- NDL書誌ID
- 028087879
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可