男女の愛情関係 : 交流内容と心理的魅力との関係

機関リポジトリ HANDLE Web Site オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • ダンジョ ノ アイジョウ カンケイ : コウリュウ ナイヨウ ト シンリテキ ミリョク ト ノ カンケイ

この論文をさがす

抄録

インターネット調査(調査参加者は、日本全国からのサンプルで968名の男性と967名の女性。年齢20歳~49歳) で集積したデータをもとに、愛情関係にある男女における交流内容(コミュニケーション、共行動、身体接触)と 心理的魅力(情熱性、親密性、性欲性、コミットメント)との関係を分析し検討した。  分析の結果、以下のような知見が得られた。性欲性と関係の深い交流内容は男女とも身体接触であった。情熱性 との関係では身体接触、コミュニケーションとの関係が深く、女性においては共行動は情熱性を排斥する負の関係 にあった。親密性との関係では、男性においては共行動、身体接触、コミュニケーションという関係順位であり、 女性においてはコミュニケーション、共行動、身体接触という順序であった。男性においては身体接触が、女性に おいては、コミュニケーションが親密性の構築に影響を及ぼしているようである。コミットメントとの関係では、 男女とも身体接触が最も大きな影響力があり、続いて共行動、コミュニケーションという関係順序であった。  性欲性は身体接触によって、情熱性は身体接触とコミュニケーション、親密性はコミュニケーション、共行動、 身体接触によって、コミットメントは、これら3 つの交流内容のうち、特に身体接触によって進展するという知見 が得られた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ