宗教社会学における災害ボランティア研究の構築

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書誌事項

タイトル別名
  • Constructing Research on Disaster Volunteers in Sociology of Religion
  • シュウキョウ シャカイガク ニ オケル サイガイ ボランティア ケンキュウ ノ コウチク

抄録

一般論文

「災害と共生」 という新たなテーマに宗教社会学の領域からも研究実践が始まった。それは、時代の要請でもあろう。東日本大震災という未曽有の大災害に、人々が共通の問題解決のために立ち上がり、新たな連帯が生まれている。他者を助ける行為、利他行動を自己犠牲とは感じない人々がいる。宗教は、長い歴史において、様々な苦難に寄り添ってきた。災害時にも宗教者の寄り添い、支援が問われている。諸宗教が、利他主義、他者への思いやりと実践に関する教えを持っている。その宗教的利他主義に基づいた宗教者の社会貢献である災害ボランティア活動や防災の取り組みについて、宗教社会学者によるアクションリサーチも行われている、本稿では、筆者のこれまでの研究から、宗教的利他主義、救済論、ソーシャル・キャピタルの議論を取り上げて、宗教社会学における災害ボランティア研究の足掛かりを築きたい。

収録刊行物

  • 災害と共生

    災害と共生 1 (1), 9-13, 2017-10

    「災害と共生」研究会

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390853649739906688
  • NII論文ID
    120006365608
  • DOI
    10.18910/67184
  • ISSN
    24332739
  • HANDLE
    11094/67184
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • IRDB
    • CiNii Articles
    • KAKEN

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