大学生の自立の現状と家庭科教育の課題

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  • ダイガクセイ ノ ジリツ ノ ゲンジョウ ト カテイカ キョウイク ノ カダイ
  • Current Situation of Independence within University Students and Tasks for Home Economics Education

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type:Article

家庭科教育では,自立に必要な基礎的・基本的な知識及び技術を習得することを重要な目的としている。自立に関する調査や研究は心理学領域を中心に重ねられてきているとはいえ,家庭科教育の学習経験や,依存性や自尊心,孤独感とのかかわりを総合的にみたものはない。そこで本研究は,予備調査と本調査を行い自立への影響をみることとした。まず予備調査では,家族と一緒に過ごす時間を量的に把握し,孤独感や自尊心とのかかわりを検証した。その結果をふまえ,全国の大学生(教員養成学部)に対する本調査を行った。大学生の中でも家庭内での性別役割分業意識が根強く残っており,経済的自立はl人暮らしの学生の方が,自立意識が高かった。また家庭科教育における学習経験は,本人の自立意識や行動を高めることが示唆された。

Journal

  • 生活文化研究

    生活文化研究 49 11-24, 2010-08

    大阪教育大学家政学研究会

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