糖尿病患者の同病者支援システムの開発:システムの改良と運用方法の検討

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抄録

2型糖尿病患者に対する同病者による支援(ピア・サポート)のためのシステムを開発し1年間運用した。本研究は、その後のシステム改良の過程と、患者が療養生活の中でシステムをより効果的に活用するための運用方法について検討した。新システムは、専門家によるコンテンツの作成と運用、マルチデバイス対応化、ピア・サポートを重視したコンテンツ設計、参加者及び専門家との双方向的な交流、会員制によるプライバシーの確保といった対応をとり、文献に基づくシステム機能を評価した結果、健康を支援するためのシステムとしての一定の水準は担保していることが明らかになった。また、新システムの運用では、ピア・サポート効果を強化する意図で、運用にあたり対面式の交流会の開催を導入した。新システムは、2型糖尿病患者に対する同病者支援を目指したプロトタイプとしての可能性が示唆された。

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