呼吸法を実施した公開講座参加者のリラックス感の検討 : 生理的および心理的変化の視点から

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タイトル別名
  • Sense of Relaxation in Participants who Practiced Breathing Exercises in a Public Program : From the Perspective of Physiological and Psychological Changes
  • コキュウホウ オ ジッシ シタ コウカイ コウザ サンカシャ ノ リラックスカン ノ ケントウ : セイリテキ オヨビ シンリテキ ヘンカ ノ シテン カラ

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抄録

地域住民を対象とした公開講座において「生活習慣を見直そう!~質の良い睡眠を促す工夫~」をテーマに睡眠と共にリラックスにも注目した健康教育を実施した。本研究の目的は、呼吸法による生理的、心理的変化および集団教育の効果を明らかにすることである。公開講座参加者14 名に腹式呼吸を5 分間実施した。呼吸法前後の深部体温、脈拍数、血圧に有意な変化は見られず、手掌温度、手背温度は有意に上昇した。心理的指標のリラックス感は有意に増加した。1 ヶ月後の自宅での呼吸法実施状況では、12 名が呼吸法を自宅で実施した。そのうち9 名(75.0%)に不眠・イライラ・不安の改善がみられた。地域住民を対象とした公開講座中の一回の体験においても、概ね腹式呼吸法を習得し、一定のリラクセーション効果を得られることが示唆された。

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