Issues concerning Development of Support System for Families of Young Children with Disability in Japan -Based on a Review of Family Support System and Family Assessment-

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  • 日本における障害のある乳幼児を育てる家族への支援システム構築に向けた課題の検討 -米国の家族支援システムと家族アセスメント研究の概観から-
  • ニホン ニ オケル ショウガイ ノ アル ニュウヨウジ オ ソダテル カゾク エノ シエン システム コウチク ニムケタ カダイ ノ ケントウ ベイコク ノ カゾク シエン システム ト カゾク アセスメント ケンキュウ ノ ガイカン カラ

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Abstract

本稿では, 日本における障害のある乳幼児とその家族への支援システム構築に向けた課題の検討を行うにあたり,法的根拠に基づき家族への支援を展開している米国の家族支疲システムと,それに伴い発展してきた家族アセスメント研究を概観した。その中でも,米国の乳幼児期における家族支援システムの柱となっているIFSP(個別家族支援計画)策定において重要視されている家族アセスメントに注目し,その研究の代表者といえるBaileyの家族支援モデルと家族アセスメントツールである「Family Needs Survey」の研究動向と日本における研究について概観を行った。  その結果, 日本における障害のある乳幼児の家族支援システム構築に向けた課題として,①家族支援システム構築に関する法的な整備が乏しいこと,②家族支援の前提としての家族アセスメントに関する研究が少ないこと,③家族支援の具体的な方法や実践研究はほとんど行われていないこと,④家族の状況やニーズを客観的に把握可能な家族アセスメントツールの研究はないこと,⑤ IFSP(個別家族支援計画)など家族支援システムの核となる支援計画の策定や家族ニーズを支援計画に反映させるための方法や実践に向けた研究が乏しいことの5点が明らかになった。

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