言語聴覚士教育における言語学と音声学

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タイトル別名
  • Linguistics and phonetics in schooling for speech therapists
  • ゲンゴ チョウカクシ キョウイク ニオケル ゲンゴガク ト オンセイガク

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抄録

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言語学と音声学は言語聴覚士養成教育において必須の基礎専門科目とされている。言語 聴覚士制度から期待されていることは,音声言語の記述と分析に不可欠な知識と技術の教 授である。言語聴覚士養成教育からも同様な期待がある。しかしその担い手である言語 学・音声学の教授担当者の技量と質は均一だと言い難い。また国家試験の出題項目には新 しい言語学・音声学で不可欠な用語や概念が欠落している。言語学・音声学は学問と臨床 が乖離しているというセラピーの臨床からの批判もある。それらを補うことも視野におい て,言語学・音声学から言語聴覚士への七つの提言を掲げた。しかし肝心の言語聴覚士を 目指す人たちや言語聴覚士の言語学と音声学に対するニーズが高くなるには,日本の言語 障害の研究と言語学・音声学の研究が相互に大きな影響を与え合うようになることが不可 欠である。

福岡教育大学附属特別支援教育センター研究紀要

Research bulletin of Special Education Center

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