バスケットボール審判員におけるゲームコントロール能力に関する質的研究 ~ グラウンデッドセオリーアプローチを用いて~
抄録
本研究では,近年バスケットボール審判員の能力として注目されているゲームコントロールについて注目し,国際審判として活躍した審判員を対象にゲームコントロールに関する実践知を知識化し,審判員および指導者育成に役立つ知見を実践現場に提供することを目的とした。その結果,「コミュニケーション力」「技術の理解」「戦術の理解」というコアカテゴリーを得ることができた。「技術の理解」「戦術の理解」によって,「先を見通した笛」が可能になり,観客の面白さにつながるゲームコントロールが可能になる。また,「技術の理解」「戦術の理解」に基づいたバスケットボールによって「正しいバスケットボール」をさせることが可能になり,チームや選手の能力を発揮させ,ゲームコントロールが可能になることが分かった。また,「技術の理解」「戦術の理解」には「コミュニケーション力」が大きな影響を及ぼしたことが分かり,審判員は日常生活の段階から人とどのように接するかが問われ,それがチームや選手とどのように接するかに影響を及ぼし,審判員としての能力形成に大きな影響を及ぼすことが分かった。
収録刊行物
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- 福岡教育大学紀要. 第五分冊, 芸術・保健体育・家政科編 = Bulletin of Fukuoka University of Education. Part V, Art, health and physical education, and home economics
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福岡教育大学紀要. 第五分冊, 芸術・保健体育・家政科編 = Bulletin of Fukuoka University of Education. Part V, Art, health and physical education, and home economics (61), 65-72, 2012-02-10
福岡教育大学
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1571417127768778240
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- NII論文ID
- 120006379885
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- ISSN
- 02863243
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- Web Site
- http://hdl.handle.net/10780/1290
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- CiNii Articles