書誌事項
- タイトル別名
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- A practical reconsideration of Bach/Lehman temperament
- バッハ/リーマン チョウリツ ノ ジッセンテキ サイコウ
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抄録
論文
アメリカのチェンバリスト、ブレドリ・リーマンが2005 年に『アーリー・ミュージック』誌で発表した論文は、斯界に大きなセンセーションを巻き起こした。バッハがいかなるやり方で鍵盤楽器を調律していたのかは長らく不明であったが、われわれが頻繁に目にする《平均律クラヴィーア曲集》第1 巻の序文に記された渦巻模様こそ、その方法を示すものだ、というのである。加えてリーマンは、三種類の渦巻が5度の調整の度合いを具体的に表わすとし、「バッハ調律」の姿をきわめて鮮明に描き出した。こんにち、いわゆる古楽の世界では、それが定説となっている感がある。しかし、実際に「バッハ/ リーマン調律」で演奏してみると、多少なりとも違和感を覚えない人はいないであろう。本論は、それを再検討し、三種類の渦巻が示すであろう5度の調整の度合いを修正することによって、より快適な「バッハ調律」を提案するものである。
収録刊行物
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- 尚美学園大学芸術情報研究
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尚美学園大学芸術情報研究 27 29-36, 2017-10-31
尚美学園大学芸術情報学部・大学院芸術情報研究科
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001202934147200
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- NII論文ID
- 120006383105
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- NII書誌ID
- AA12312312
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- NDL書誌ID
- 028756093
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- ISSN
- 18825370
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- NDL
- CiNii Articles