糸球体にアミロイド沈着を認めたがネフローゼ様症状の発現がなかった腎不全の乳牛の1症例
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抄録
食欲不振と乳房炎を主訴とする9歳8ヵ月齢のホルスタイン種乳牛で、重度の高窒素血症、蛋白尿(300mg/dl) および、尿潜血を認め、糸球体の障害を伴う重度の腎不全と診断した。臨床的には低蛋白血症と浮腫を認めず、また血清蛋白泳動像でもアミロイドネフローゼパターンがみられなかったため、生前にはアミロイドーシスを含むネフローゼ様症候群の可能性を考慮しなかったが、病理学的検索では腎糸球体にアミロイド沈着が認められた。
収録刊行物
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- 北海道獣医師会雑誌
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北海道獣医師会雑誌 54 (2), 61-63, 2010
北海道獣医師会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050001337582796544
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- NII論文ID
- 120006390432
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- NII書誌ID
- AN00229880
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- ISSN
- 00183385
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles
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