「『アール・ブリュット』作品の鑑賞行為」に関する考察─「武蔵野アール・ブリュット 2017」来場者アンケートの分析と考察─

書誌事項

タイトル別名
  • A study of appreciation behavior for “Art Brut” Analysis and consideration from the appreciator’s answer about “MUSASHINO ART BRUT 2017”

抄録

アール・ブリュット(art brut)はフランス語で「生(き)の芸術」を意味する言葉で あり,現在では「美術教育を受けていない人の美術」,「障害者の美術」と理解されて いる。本研究は「武蔵野アール・ブリュット2017」における鑑賞者アンケートの回答 と記述を分析・考察し,鑑賞者がアール・ブリュット作品から何を感じとるのかを明ら かにすることを目的とする。その結果,鑑賞者は「自分の価値観の広がり」や「アート を身近に感じることができた」という印象をもつことがわかった。アール・ブリュット 作品を鑑賞することは,従来の美術の枠組みに縛られず,自分なりの新しい価値を創造 する可能性をもつものである。

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