特別支援教育専攻学生を対象とした障害理解のための教材開発(5)―てんかんの理解を中心にした教材―
Abstract
特別支援教育専攻学生の指導では、対象とする障害児・者が活用する機器・道具を提示し、その使用法解説とともに「困難」の理解を促している。しかし病弱教育領域では、困難理解につながる「病気体験」は、健常学生にはできない。そこで担当教員は療養生活の映像資料等を活用し、病気の影響や困難をイメージさせる方法をとることが多い。本研究では、てんかん発作の発生メカニズムを擬似的に示した「事物教材」と、発作による「意識レベルの低下」とそれがもたらす「情報の欠落状況の体験・体感型教材」を取り扱った。「事物教材」の作製過程を通じて神経活動のバランスとその乱れとしての「てんかん発作」の理解が一方、「状況体験教材」では適応上の困難の理解が促されることが示唆された。これに加えて、てんかん発作による「感覚障害の体験」についても報告した。
Journal
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- 宮城教育大学特別支援教育総合研究センター研究紀要
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宮城教育大学特別支援教育総合研究センター研究紀要 (11), 23-33, 2016-06-01
宮城教育大学特別支援教育総合研究センター
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1050282812571173888
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- NII Article ID
- 120006399921
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- Text Lang
- ja
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- Article Type
- departmental bulletin paper
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- Data Source
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- IRDB
- CiNii Articles
- KAKEN