特別支援教育専攻学生を対象とした障害理解のための教材開発(5)―てんかんの理解を中心にした教材―

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Abstract

特別支援教育専攻学生の指導では、対象とする障害児・者が活用する機器・道具を提示し、その使用法解説とともに「困難」の理解を促している。しかし病弱教育領域では、困難理解につながる「病気体験」は、健常学生にはできない。そこで担当教員は療養生活の映像資料等を活用し、病気の影響や困難をイメージさせる方法をとることが多い。本研究では、てんかん発作の発生メカニズムを擬似的に示した「事物教材」と、発作による「意識レベルの低下」とそれがもたらす「情報の欠落状況の体験・体感型教材」を取り扱った。「事物教材」の作製過程を通じて神経活動のバランスとその乱れとしての「てんかん発作」の理解が一方、「状況体験教材」では適応上の困難の理解が促されることが示唆された。これに加えて、てんかん発作による「感覚障害の体験」についても報告した。

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1050282812571173888
  • NII Article ID
    120006399921
  • Web Site
    https://mue.repo.nii.ac.jp/records/751
  • Text Lang
    ja
  • Article Type
    departmental bulletin paper
  • Data Source
    • IRDB
    • CiNii Articles
    • KAKEN

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