男性更年期障害について LOH症候群の観点から
書誌事項
- タイトル別名
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- Male menopausal disorder From the perspective of late-onset hypogonadism
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抄録
男性更年期障害は、加齢、ストレス、男性ホルモン(アンドロゲン)低下などが原因で生じる。その内、加齢に伴う男性ホルモンの減少によって生じる病態は近年、加齢男性性腺機能低下症候群Late-onset hypogenadism(LOH症候群)と呼ばれており、当科では2004年3月より男性更年期外来を開設し、診療にあたっている。LOH症候群の本質はアンドロゲン低下に伴う多臓器機能障害である。男性において、アンドロゲンは多くの重要な生理的役割を担っており、筋・骨・中枢神経系・前立腺・骨髄・皮膚・性機能への影響がある。しかし、いわゆる「男性更年期障害」の症状は大きく精神症状・身体症状・性機能症状の3つに分類され、当科では男性ホルモン補充療法を中心に治療を行っている。ただし、その症状のほとんどが「うつ病」などの精神神経科疾患と重なる場合が多く、症状からだけでは、はたして本当に「男性ホルモンの低下=LOH症候群」が主要な原因であるのかどうかの鑑別は難しい。そのため患者の状態により適宜、精神神経科との連携を密に行うことが必須である。
収録刊行物
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- 京都第二赤十字病院医学雑誌
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京都第二赤十字病院医学雑誌 38 2-7, 2017-12
京都第二赤十字病院
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1050282813001785856
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- NII論文ID
- 120006411942
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- NII書誌ID
- AN00357778
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- ISSN
- 03894908
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- departmental bulletin paper
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- データソース種別
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- IRDB
- CiNii Articles