専門家と大学生のリスク事象の表象の違い : 事象間の関連度に基づく比較  [in Japanese] The differences between experts and students in representations of the relations among risk events  [in Japanese]

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Abstract

東日本大震災前後の大学生および震災前の専門家に対して、さまざまなリスク事象の事象間の関連度について一対比較を用いた調査を実施し、関連度に基づくリスク事象の表象の違いについて検討した。多次元尺度構成法やクラスター分析および全体の相関分析の結果から、リスク事象間の関連度の表象について、東日本大震災前後の大学生と震災前の専門家との間に大きな違いが認められなかった。しかしながらリスク事象ごとに比較すると、テロと他の事象との関連については専門家と大学生との間で違いがあることが示された。また、地震と他の事象との関連については震災前に見られた専門家と大学生との間の違いが震災後に減少し、大学生の表象が震災前の専門家の表象と類似したのに対して、原子力発電と他の事象との関連については震災後であっても大学生の表象が震災前の専門家の表象と類似する傾向は認められなかった。このような原子力発電に対する大学生と専門家の関連度の表象の違いが、震災後のエネルギー政策に対する違いの背景要因である可能性について議論し、リスク事象間の関連について研究することの意義について述べた。

Journal

  • 生活科学研究 = Bulletin of Living Science

    生活科学研究 = Bulletin of Living Science (36), 81-91, 2014-03-01

    文教大学

Codes

  • NII Article ID (NAID)
    120006419308
  • Text Lang
    JPN
  • Article Type
    departmental bulletin paper
  • ISSN
    0285-2454
  • Data Source
    IR 
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