大学生の自己肯定意識に影響する睡眠習慣の重要性

• 成田, 奈緒子

• 渡辺, ひろの

書誌事項

タイトル別名

• ダイガクセイ ノ ジコ コウテイ イシキ ニ エイキョウ スル スイミン シュウカン ノ ジュウヨウセイ
• Sleep Status Relevant to Self-Esteen among University Students

抄録

type:text

大学生における睡眠を含めた生活習慣が睡眠の質と量，自己肯定感に及ぼす影響を，睡眠時脳波測定を用いて検討した．大学生48 名から得られたデータでは，朝型であるほど自己肯定感が高く，また睡眠の質が良いほど自己肯定感が高いという有意な相関関係が得られた．また，朝型であるほど睡眠の質も良いという相関関係も観察された．さらに，8 名における睡眠時脳波解析をしたところ，REM睡眠含有量が相対的に高い被験者は，睡眠時間も長く，入眠までの時間も短く，大脳皮質覚醒の回数も少なく，全体として睡眠効率が高い傾向が見られ，自己肯定感も高かった．睡眠が不良である被験者ではアルバイトなどで生活習慣が不規則であったことより，大学生においては自律的に生活習慣を改善する努力をすることが睡眠の質と自己肯定感の上昇に必要であることが考察された．

収録刊行物

• 教育学部紀要 = Annual Report of The Faculty of Education

  教育学部紀要 = Annual Report of The Faculty of Education 49 209-221, 2015-12-20

  文教大学

キーワード

• 生活習慣
• 睡眠時脳波
• 朝型
• うつ

詳細情報

• CRID: 1050001201680727424
• NII論文ID: 120006422232
• NII書誌ID: AN00221889
• ISSN: 03882144
• NDL書誌ID: 027842331
• Web Site: http://id.nii.ac.jp/1351/00006701/
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I027842331
• 本文言語コード: ja
• 資料種別: departmental bulletin paper
• データソース種別:
  • IRDB
  • NDL
  • CiNii Articles
  • KAKEN