歯の細胞生物学 全身疾患と歯周病

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  • 特集:歯の細胞生物学 10.全身疾患と歯周病.

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抄録

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歯周病と全身疾患との相互関係を構築する研究分野は,ペリオドンタルメディシン(periodontal medicine)と総称され,一つの学問体系を確立するに至った.現在まで肥満,糖尿病,心臓血管疾患,骨粗鬆症,誤嚥性肺炎,早産・低体重児出産などと歯周病との関係が報告され,20年になろうとしている.さまざまなエビデンスが提供されるとともに,近年では新たに悪性腫瘍やアルツハイマー病といった老年病との関連も登場し,研究領域の広がりをみせると同時に,若干の混乱も生じている.そこで,本稿では歯周病と腎臓疾患との関連を含めたペリオドンタルメディシンの現状整理を行い,解説する.

収録刊行物

  • 腎と骨代謝

    腎と骨代謝 29 (1), 81-89, 2016-01-01

    日本メディカルセンター

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