アドミッション・オフィスの機能と役割 : 多面的・総合的評価を実現するために

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タイトル別名
  • Exploring Functions and Roles of Admission Offices in Japan : Toward Holistic Admissions
  • アドミッション ・ オフィス ノ キノウ ト ヤクワリ : タメンテキ ・ ソウゴウテキ ヒョウカ オ ジツゲン スル タメニ

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抄録

グローバル化社会を生き抜く人材を育成することを目標に、2014年12月に発表された中央教育審議会答申では、従来からの知識再生型教育から脱皮して、論理思考に基づき主体的に行動することができる人材の育成に重点を置いた教育に転換することを提言している。具体的には、高等学校教育、大学教育、そして両者を橋渡しする大学入学者選抜制度の三位一体改革を提唱し、特に大学入学者選抜制度の改革については「学力の三要素」をまんべんなく測定することを求めている。知識・技能の測定を基礎としつつ、「多面的・総合的評価」を駆使して思考力・判断力・表現力や主体性・多様性・協働性を測定して、入学者を決定するとしている。そこで、本稿では既に多面的・総合的評価を実施してきたアドミッション・オフィス入試について、日本への導入経緯を振り返るとともに現状や長所・短所に言及した上で、これまでに培われてきた選抜方法を紹介した。また今後学内の司令塔となってこの種の活動を実施・運営していくことが期待されているアドミッション・オフィスの機能や役割、加えてそこで行われている入試研究のテーマや諸活動に必要なスキルについて論じた。

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