小学校4 年生の体育授業における戦術的知識の変容に関する一考察 : フラッグフットボールにおけるオフェンスのガードに着目して

DOI 機関リポジトリ オープンアクセス

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on Tactical Knowledge Acquisition among Fourth Grade Students in a Physical Education Class: Focusing on the Offensive Guard in Flag Football

この論文をさがす

抄録

試合の中で戦術的な動きを行ったり,試合をする以前に作戦を立案したりする際には,いずれも戦術に関する知識が必要となる。それゆえ,ボール運動の学習を効果的に進めるためには,戦術に関する知識の指導が重要であるといえる。本研究は,フラッグフットボールにおけるオフェンスのガードに着目して,児童の戦術的知識の変容を明らかにすることを目的とした。 そこで,単元の前後に戦術的知識テストを行い,記述を分析した。その結果,多くの児童がガードの戦術的知識を獲得していたことが明らかになった。それは具体的には,ガードの役割や原則といったガードの「宣言的知識」や,敵や味方の動きを意識したガードの動き方というガードの「手続的知識」であった。また,作戦を成功させるために必要となる効果的なガードの仕方に関する「手続的知識」を獲得していた児童も多くみられた。

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ