メディア論の観点を加えて文学教材を扱う授業の開発 : 魯迅「故郷」を題材に

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  • メディアロン ノ カンテン オ クワエテ ブンガク キョウザイ オ アツカウ ジュギョウ ノ カイハツ : ロジン 「 コキョウ 」 オ ダイザイ ニ

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抄録

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[要旨] 中学校3年生の国語科における魯迅「故郷」の指導の際に生じる問題点として、教材の歴史的背景の理解が難解であることが挙げられる。また、翻訳文学であることの指導は通常行われることは考えにくい。このような指導法では、作品の読解がテクストの表層をなぞる作業にとどまることが懸念される。本論では、「故郷」という作品を1つのメディアとして理解させることの必要性を主張する。先述した歴史的背景の理解不足や、翻訳の違いを授業に組み入れることで、「故郷」が時代や環境の変化につれ、多様な読者を対象としてどのように作り変えられてきたのかを理解させる。本研究では、メディア論の観点を組み入れた授業を構成し2校で実践授業を行った。その成果と課題の考察までを研究内容とする。

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