成人慢性看護学実習における緩和ケア病棟見学実習の現状 -学生が捉えた「病棟の特徴」を分析して-

書誌事項

タイトル別名
  • Current situation of practical learning through tours of palliative care units in adult chronic nursing practicum: An analysis of “unit characteristics” as perceived by students

この論文をさがす

抄録

緩和ケア病棟見学実習における現状と課題を明らかにし、今後の緩和ケア病棟の見学実習の在り方について示唆を得ることを目的に、全学生86名中55名の“緩和ケア病棟見学実習のレポート”の一部「緩和ケア病棟の特徴を理解する」の文脈に焦点をあてて分析を行った結果、4カテゴリーが抽出された。学生は、【患者/家族の安心安全を守る配慮・工夫がなされている】ことを病棟の環境と捉え、またその中で個々の患者の病室は【自宅の生活空間に近づける配慮・工夫がなされている】と捉えていた。そして、【患者/家族に多くの人が関わりケアがなされている】ことで、【患者/家族を尊重したケアがなされている】とし、これらを病棟の特徴として捉えていた。異なる2施設での実習のため異なる学びを共有する場が必要であること、記載時間が少ないため学びを統合することができないことから記載時間を確保すること、レポート記述が実習のみに偏っていることから記述の仕方の説明が必要であること、患者/家族へのケアについて学びを深めるために患者/家族と関われる実習形態を検討することが示唆された。加えて、緩和ケアに関する講義を多領域で行うオムニバス形式の科目として設定することを提案したい。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ